初めてのスノーボードはスクールを受講するべきか?【小学校高学年】

スクールをオススメ アイキャッチ スクールについて

子供に初めてスノーボードをさせるとき、スクールを受講させるかで迷っていませんか?

私は以前、こちらの記事で未就学児の初めてのスノーボードなら、無理してスクールを受ける必要がないと書いています。

未就学児のスノーボードデビューはスクールを受講するべきか

ですが、小学校高学年以上だとまったく主張が違いまして、絶対にスクールを受講させたほうが良いと考えています。

そこで今回は、子供が高学年以上ならスクールを受講させたほうが良い理由を書いていきます。

小学校高学年だと教える人で上達が違う

スクールを受講すべき1つ目の理由が、初めての日にインストラクターから習うのと親から習うのでは、上達がまったく違うということです。

そして、これがスクールを受講することをオススメする最大の理由です。

小学校低学年や未就学児ですと、スノーボードばかりでは飽きてしまうので、雪遊びを混ぜながらのレッスンになります。

そうなると、インストラクターが教えても、それほど上達せずに終わってしまうんです。

具体的には、「直滑降で緩斜面を滑る」「止まる練習をする」くらいで終わってしまうことが多く、良くても「横滑り」までしかできないんですね。

ですが、高学年になるとレッスン時間はスノーボードだけをしていても問題なくなるので、レッスン内容としては大人と同じメニューになります。

大人と同じメニューですと、初めてのスノーボードの場合、教えることが多いです。

具体的には、
・基本姿勢
・ボードの付け方
・スケーティング
・リフトの乗り方・降り方
・止まり方
・横滑り
・木の葉落とし
・ノーズドロップ(先落とし)
・1ターン
・連続ターン
などです。多いですよね?

このようにたくさんのことを教えなくてはならないので、教える人がスムーズに教えられるかそうでないかで、かなり差がついてしまうのです。

また、初めてのスノーボードですと、やったことがない動きをしなくてはならないので、ボードを操作する感覚をつかむまでに時間がかかります。

インストラクターは、補助の仕方や感覚をつかみやすい場所の選び方がうまいので、その感覚もつかみやすいです。

さらに、できないときの対処法も勉強していますから、子供ができなかったときのアドバイスも親よりも適切なものになります。

このような理由で、初めてのスノーボードでは、親が教えるよりもスクールを受講した方が上達するんです。

小学校高学年くらいになりますと、「何回やってもできない!」よりは「できたー!」のほうがスノーボードを楽しんでくれます。

なので、初めてのスノーボードはスクールを受講したほうが良いと考えています。

最初についた悪いクセは抜けにくい

スクールを受講すべきだと考えるもう1つの理由が、最初についた悪いクセは抜けにくいということです。

例えば、初めてのスノーボードで後傾になってしまうとなかなか直りません。

※後傾というのは、進行方向に対して後ろ足(レギュラースタンスなら右足、グーフィースタンスなら左足)に体重が多く乗ってしまうクセです。

スノーボードを教えた経験がない親が教えると、どうしても初心者には急な練習場所を選んでしまいがちです。

そうすると、子供は恐怖心から体が進行方向とは反対に傾いてしまい、後傾になってしまうのです。

それなのに、教えた経験がなければ、後傾になっていることに気づかないので、このことを早い段階で直すことができません。

なので、後傾がクセになってしまい、なかなかそれが抜けなくなるのです。

実は、私自身もスノーボードを独学で始めたので後傾のクセがありまして、これを直すのにはかなり苦労しました。(というか、今でも油断すると後傾になってしまいます)

もう1つ例を挙げますと、逆ひねりもスノーボードを始めたころに付きやすいクセです。

※逆ひねりとは、上半身をひねる力を利用してボードを操作するクセになります。

スノーボードは上半身をひねる力を使わなくても、体重移動がうまくできれば簡単に操作することができます。ボードがそのような設計になっているからです。

ですが、体重移動の仕方を知らないと、どうやってボードの向きを変えるかが分からないので、上半身を振り回してボードを操作しようとしてしまいます。これが、逆ひねりのクセになってしまうのです。

もちろん、親がボードの操作方法を知っていれば、これを避けることができます。しかし、教えた経験がないと、スノーボードは滑れても、正しい操作方法って知らない方が多いんです。

結果としてうまく教えられず、子供が上半身を振り回してボードを動かそうとします。

このようなことが、初めてのスノーボードのときにスクールを受講することで回避できます。

後傾にならないように指導し、また、上半身を振り回さなくてもボードを操作できるように教えてもらえるからです。

上でも書いたように、最初に付いたクセは抜けにくいです。なので、始めは基本を教えてくれるスクールを受講する方が良いと考えています。

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