子供が「スノーボードをやってみたい!」と言ったり、あなたが「子供にスノーボードをさせてあげたい!」と思ったりしても、あなた自身がスキー場に行った経験がなければ、ためらってしまいませんか?
けれども、そんな理由でためらう必要はありません。
そう言えるのは、私が経験の無い方を受け入れる立場の、スノーボードインストラクター・レンタルスタッフ・リフトスタッフを経験しているからです。
これらの仕事を経験し、親がスキー場に行ったことがなくても、まったく問題ないと感じています。
そこで今回は、私の経験から、親がスキー場未経験でもためらわなくて良い理由について書いていきます。
スキー場は特別な場所ではない
スキー場未経験の方からすると、スキー場には通い慣れた人が多く、初めて行く人にはハードルが高いのではないか?そんななかで、子供にスノーボードをさせてあげられるのか?という不安があるかもしれませんね?
ですが、そんな理由でためらう必要はありません。
というのは、スキー場も企業が経営しているので、通い慣れた人ばかりを優遇して初めての人が来づらい雰囲気をつくってしまっては、経営していけないからです。
ですから、遊園地・水族館・動物園などのレジャー施設と同じく、初めての方にも楽しんで頂けるように努力しています。スキー場といっても、サービス業なのでそんなに違いはないんですよ。
なので、もしスタッフが「そんなことも知らないの?」のような態度でお客さんに接していたら、普通に上司に怒られるんです。
そのため、初めてのスキー場で分からないことがあっても、スタッフに聞いてしまえば親切に対応してくれます。
私の場合だと、私はディズニーシー行ったことがないので、もし行くことになったら、分からないことが多くて戸惑ったらどうしよう?と少し不安に感じます。
ですが、ディズニーシーに行ったことがある方からすれば、そんな不安は必要ないよ!と感じるでしょう。
それとスキー場も一緒なんです。
初めてだからといって、ためらう必要はありません。
スキー場にはスノーボードスクールがある
スキー場に行ったことがない場合、親にもスノーボードの経験がないので、子供にどうやってスノーボードをやらせてあげれば良いか不安に感じるかもしれません。
ですが、スキー場にはスノーボードスクールがあります。
スノーボードスクールを受講すれば、当然ですが、滑り方はインストラクターが教えてくれますから、あなたが教えられなくても、子供はスノーボードを滑れるようになります。
とは言っても、スクールを受講するとき、「親がスノーボードの知識がなくても問題ないのか?」と、不安に感じるかもしれませんね。
これは、インストラクター経験者からすると、まったく問題ないんです。
というのは、スノーボードが初めての子供のレッスンでは、インストラクターは何も知らないのが当たり前という前提でレッスンを始めます。ボードの付け方やブーツの締め方、ゲレンデマナーなどの本当に基礎的なところから始めるんです。
そのため、レッスンが始まる前に、「ボードの付け方くらいは教えてあげなきゃ!」のようなことは必要ありません。
スクールに申し込んだら、スノーボード用品を準備して、子供を集合場所に連れて行くだけで良いのです。
なので、あなたがスノーボードのことを知らなくても問題ありません。
それでも不安なら、スキー場に着いたら、最初にスクールの受付に行き、「子供にスノーボードスクールを受講させたいけれど、自分もスキー場が初めてだから、どうすれば良いか分からない」ということを伝えましょう。
そうすれば、レンタルで何を借りれば良いか・リフトチケットは必要か・どこに集まれば良いかなどを細かく教えてくれます。
レンタルも知識がなくても問題ない
先程、スノーボードスクールを受講するには、スノーボード用品を準備して集合場所に行くだけと書きました。
ですが、、スノーボード用品をレンタルするときも、経験がないと不安に感じるかもしれませんね?
その点も、レンタルスタッフを経験した立場から、まったく問題ないと言えます。
というのは、レンタルを利用する方は、ほとんどがスノーボードの経験がありません。そのため、スタッフはスノーボード経験がない方に慣れています。というよりも、知らなくて当然として対応しています。
ですから、あなたは、申込用紙に住所や名前などを記入して受付に行き、スタッフの質問にいくつか答えるだけで、子供に合った用具をレンタルできます。
仮に、ここで最適な用具を借りられなかったとしても、スクールを受講するのならインストラクターが調整などをして、子供に最適な状態にしてくれます。
このような理由で、あなたにスキー場経験がなくても、問題なくレンタルできるのです。
ただ、ここでひとつ注意して頂きたいのが、ほとんどのスキー場では、レンタルするときに身分証明書が必要になることです。携帯電話の番号表示などで対応してくれるスキー場もありますが、身分証明書を持っていたほうがスムーズです。
レンタルするのが初めての方ですと、身分証明書を車に置いてきたり、コインロッカーに入れてしまっていたりする方が多いです。その点は注意してください。
子供のレッスン中はどう過ごすか
さて、スノーボードを教えるのも用具を借りるのも問題ないことが分かって頂けたとしても、子供のレッスン中はどう過ごすかという不安もあるかと思います。
私のオススメな過ごし方は、子供と一緒にスクールを受講することです。
そうすれば、子供の成長を見逃しませんし、共通の話題も出来て楽しい思い出になるからです。
ですが、事情があってスノーボードは出来ないこともあるでしょう。
その場合でも、レストランや休憩室で過ごせば問題ありません。
スキー場に行ったことがない方からすると、スキーもスノーボードもしないのにスキー場に居るのは、浮いたり変な目で見られたりしないだろうかと、不安に感じるかもしれませんね?
ですが、スキー場にはいろいろな人が来ています。
例えば、小さな子供を連れてソリ遊びのために来る方もいますし、旦那や子供は滑るけど、自分は滑らないので休憩室で過ごすという方もいらっしゃいます。
上級者から滑らない人まで、様々な方がいるんです。
なので、ウエアではない普通の服で、レストランや休憩室に居ても浮くようなことはありません。
コーヒー片手に本を読みながら過ごしても、まったく問題ないのです。
スキー場選びが大事になる
以上で書いてきたように、親がスキー場に行ったことがなくても、子供にスノーボードをさせてあげることは出来ます。
ただ、あなたにスキー場経験がない場合、スキー場選びには注意して頂きたいと考えています。
というのは、問題ない理由として挙げたスクールとレンタルが、スキー場によっては不安があるからです。
スクールの不安から説明しますと、規模の小さいスキー場だと、スノーボードスクールがなかったり、あっても週末のみのレッスンだったりします。
行ってみたらスクールがやっていなかったとなると困りますよね?なので、事前に調べてからスキー場を決めて下さい。
レンタルの不安点としては、子供用のスノーボードがなかったり、あっても古いモデルしかないスキー場があることです。
古すぎるスノーボードでは、上達が遅くなってしまうので子供が楽しめません。
また、スノーボードのことを知らない人がスタッフの場合もあって、この場合は、最適な用具をレンタルできるかは疑問があります。
スキー場のホームページで、レンタルに力を入れていると載せているスキー場から選んで下さい。
このことに注意して、スクールとレンタルがしっかりしているスキー場を選べば、あなたにスキー場の経験がなくても、何の問題もなく子供にスノーボードをさせてあげられますよ。