Burtonアフタースクールスペシャル80cm 2017-18モデルを買った感想

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私は先日、息子のスノーボードデビューに向けて、Burtonアフタースクールスペシャル80センチを買いました。

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今回は、元スノーボードインストラクターの私が、このモデルを買ってみて、どのように感じたかについて書いていきます。

ただし、まだ近くのスキー場がオープンしていないので、デビューはしておりません。なので、使用感ではなく、買ったボードをよく見たり、子供に触らせてみたりした感想となります。

実際に使用した感想はこちらの記事で書いています。

Burtonアフタースクール2017-18モデル80センチを実際に子供に使わせた感想

2点セットとして感じたこと

アフタースクールスペシャルはボードとビンディングの2点セットです。あらかじめ、ボードにビンディングがセットされています。

まずは、2点セットとして感じたことを書いていきます。

とにかく軽い

最初に感じたのは、「予想以上に軽い」ということです。

私はAmazonで買い、配達されてきたときは妻が受け取ったので、仕事から帰ると玄関に置いてありました。

で、早速見てみようとダンボールを持ち上げたとき、思わず「軽っ!」と言ってしまったほど、予想していたよりも軽かったです。

実際に箱から出してみると、3歳の息子でも余裕で持てる重さでした。

これなら子供でも持ち運べるし、操作も簡単だろうと感じました。

Burtonオススメの角度でセットされているのでそのまま使える

Burton直営のオンラインショップのアフタースクールスペシャルのページを見ると、

あらかじめビギナーに適したスタンスでバインディングが取付けてあるので、すぐに滑ることができます。

と記載されています。

この説明の通り、既にボードにビンディングを取り付けた状態で販売されているので、余程のこだわりがない限りは、本当にこのまま使えます。

これは、子供がレギュラースタンスであってもグーフィースタンスであってもそのまま使えるんです。

というのは、ビンディングはレギュラースタンス用にセットされているのですが、前後対称のボードに、ビンディングが前足9度・後足-9度と対称に取り付けられているので、どちら向きに滑ろうが違いがないからです。

なので、仮に子供がグーフィースタンスであっても、何も調整せずに使えます。

(ただし、私のようにテール方向に滑るのはどうにも違和感があるという人は、機能的には全く意味はありませんが、ビンディングを付け替えた方が良いでしょう)

ですから、セッティングに自信がないという方でも安心して使えます。

ボードについて感じたこと

次に、ボードに注目した感想です。

ノーズとテールが極端に浮いている

アフタースクール ボード

ボードを見てまず思ったのが、ノーズやテールが極端に浮いているということです。

先にデビューした長女はK2のGROM PACKAGE、を使っているのですが、これに比べてもかなり浮いています。

アフタースクール感想 K2

試しにボードを平らな場所に置いて回してみたところ、ボードの真ん中を軸にして、コマのように回りました。K2のGROM PACKAGEではこのようなことはありません。

これを見て、ボードを操作するときに、テールの引っ掛かりがないので簡単に曲がることが出来そうだと感じました。

エッジが浮いている

子供用のスノーボードにはよくあるのですが、このボードもエッジが少し浮くように設計されています。

エッジが浮いているボードのメリットは、ざっくり言うと、曲がりやすく逆エッジで転びにくいということです。

さっき書いたK2のGROM PACKAGEも、この点は同じような構造です。

エッジが浮いているボードを子供に使わせてみた感想として、子供用には悪くはないと感じています。曲がりやすいですし、逆エッジで転ぶことを何度か避けられたからです。

私はスノーボードインストラクターとして、たくさんの初心者にスノーボードを教えてきたので、逆エッジで転びそうな状態は、見れば分かります。長女が逆エッジで転ぶなと思った時も、このエッジが浮いている設計により持ちこたえることが出来たのを、何度か見ています。

逆エッジで転ぶと痛い思いをするので、子供は「もうやりたくない」と言い出しかねません。

曲がりやすく逆エッジになりにくいこのボードは、初心者の子供に、スノーボードを楽しんでもらうためにうまく設計されているなと感じました。

アイスバーンでは不安がある

ただ、正直なところ、私はエッジが浮いているボードは好きではないんです。

その理由は、アイスバーンなど雪面が固いコンディションでは、エッジが浮いて効きにくいため止まりにくくなるからです。

実際、長女の場合、止まれる姿勢になっているにも関わらず、ブレーキの効きが弱く減速出来ないことがありました。

Burtonアフタースクールでは、さらにノーズとテールも浮いて引っ掛かりにくい構造になっているので、K2よりもアイスバーンには弱い気がします。

この点に、若干の不安を感じています。

ですが、雪質が良い場合には、この問題はまったく気にならなくなります。

なので、このボードを使った場合、雪質の良いハイシーズン(1月~2月)や、雪質の良いスキー場やコースを狙って滑るべきたと感じています。

まあ、雪質が良いほうが、上達は早いですし転んでも痛くないので、メリットが大きいです。雪質が良い状況を狙わなくてはいけないのは、このボードに限った話ではないですね。

ビンディングについて感じたこと

最後にビンディングについて書いていきます。

詳しくはこちらの記事で書いていますが、私は、このビンディングに惹かれて、他のブランドよりもちょっと高いアフタースクールを買うことに決めたといっても良いくらいです。

3歳の子供のスノーボードをBurtonアフタースクールに決めた理由

では、とても魅力を感じたビンディングを見て、実際にはどう感じたか書いていきます。

ラチェットが大きいので子供が自分で締めやすい

まず、目を引くのが、ビンディングを締めるときに使うラチェットの大きさです。

アフタースクール感想 ラチェット部分

上の写真の黄色の丸で示した部分が、とても大きいです。大人用のラチェットの1.5倍はあるのではないかと思うほどですね。

これにより、力の弱い子供でも簡単に着脱が出来そうな感じです。

実際に3歳の息子に触らせてみたところ、素手ではありますが、自分で着脱することができました。

ストラップに切れ込みが入っている

あまり注目されないポイントですが、考えているなあと感じさせてくれたのが、ストラップに切れ込みが入っている点です。

アフタースクール感想 ストラップ部分

これにより、ストラップが曲がりやすくなっているので、子供でもつけやすいと感じました。

子供がビンディングを装着する際に、一番難しく感じるのは、ラチェット部分にストラップ(ギザギザしている方)を入れる作業です。

ストラップが曲がりやすいので、この一番難しい作業がラクになると感じました。

センタリングがビンディングを外さずに調整できる

私がアフタースクールスペシャルのセットで最も惹かれたのが、センタリングがビンディングを外さずに調整できるということです。

この機能をどのように使うかは、こちらの記事で詳しく書いております。

3歳の子供のスノーボードをBurtonアフタースクールに決めた理由

センタリングというのは、ブーツがボードの真ん中に来るようにビンディングを調整することです。

普通のビンディングでは、ボードからビンディングを外さなくては調整が出来ません。なので、ゲレンデで調整するというのは、正直面倒です。

参考までにK2のGROM PACKAGEの調整の仕方をこちらの記事で書いています。

K2子供用3点セットGROM PACKAGEのセンタリング調整方法

アフタースクールのビンディングでは、ドライバーなどの道具を一切使わずに、センタリングを調整できます。実際にやってみたところ、本当に何の道具も使わずに簡単に調整が出来ました。

なので、ゲレンデで調整するのが可能です。

ですが、センタリングを調整するのに、思っていたよりも力が必要です。最初にやってみたときは、こんなに力を入れたら、壊れてしまうのではないかと不安に思うほどでした。

これをゲレンデで何度もやったら壊れないかという不安がありますが、これはもうBurtonを信じるしかないですね。

とにかく、本当に何の道具も使わずにセンタリングを調整できたので、このビンディングはとても良いと感じました。

スタンスの角度調整が見にくい

アフタースクール感想 ディスク部分

セットの感想のところで書いたように、このビンディングはBurtonオススメの角度であらかじめセットされて販売されているので、基本的には何もしなくても使えます。

しかし、スタンスの角度にこだわりがあったり、違うボードにビンディングを付け替えようとしたりする場合には、ビンディングを一度外してボードにセットし直さなくてはいけません。

このときベースプレートとディスクに刻印されている角度の表示を見ますが、ベースプレートが透明の素材のため、角度が非常に見にくいです。

2017-18モデルに限ったことだと思いますが、この点は少し不便かなと感じました。

80センチだからか小さいブーツに合わせてセットをされている

私は、80センチのボードセットを買ったのですが、セットさてれていたビンディングを見ると、センタリングもストラップも、小さいブーツ用に調整されてセットされていました。

80センチのスノーボードを使用するのは、3歳~4歳くらいの子供です。

この年齢の子供の平均的な足のサイズに合わせてビンディングを調整してセットしているかは、他のサイズのアフタースクールを見ていないので、なんとも言えません。

ですが、80センチのセットに限って言えば、平均的な足のサイズの子供なら、ビンディングをブーツに合わせる調整も必要もありません。

本当に、何も調整しないでそのまま使えます。

この点でも、使う人のことを考えて販売されていると感じました。

以上が、私が実際にアフタースクールスペシャルのセットを手にしてみた感想となります。

他のブランドよりも値段が高いので、買うのをためらっていましたが、奮発して買って良かったと感じています。

実際に使用した感想はこちらの記事で書いています。

Burtonアフタースクール2017-18モデル80センチを実際に子供に使わせた感想

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