小5の女の子は半日でどれだけスノーボードが滑れるようになったか

5年生結果 アイキャッチ 年齢について

先日、半日だけですが、小学校5年生の女の子にスノーボードを教える機会を頂きました。

今回は、その経験をもとに、小学校5年生の女の子が、半日のスノーボードでどのくらい滑れるようになったか書いていきます。

横滑り・木の葉落としは?

まず最初に、これが出来るようになると「スノーボードが滑れるようになった!」と実感してくれる横滑りと木の葉落としが、どれくらい出来るようになったか書いていきます。

(横滑りとは、急斜面でも、ブレーキしながらスピードをコントロールして滑り降りる技術です。木の葉落としとは、スピードをコントロールしながら、右へ行ったり左に行ったりと、自分が行きたい方向に進む技術です。なので、この2つが出来るようになると、子供は自分で滑れるようになります。)

横滑りと木の葉落としに関しては、斜面に対して正面を向くバックサイドは、半日でも、ほぼ出来るようになりました。

具体的に書きますと、

横滑りは、斜度がキツくても、スピードをコントロールして滑れるようになりました。

横滑りを始めた頃は、ボードの動きが安定せず、急発進・急ブレーキになりがちです。ですが、それもなくなり、安定したスピードで滑れていました。

木の葉落としは、コースが傾いていると、低い方に流されてしまうことがありましたが、それ以外の場所では行きたいところに行けるようになりました。

行きたいところに行けるようになったので、人を避けて滑ったり、目標に向かって滑っていくことが出来ました。

ですので、最後に1回だけリフトに乗ったのですが、ほとんど補助をしなくても降りてこれたんです。

このくらい滑れるようになったので、「スノーボードが滑れるようになった」と感じてくれたと思っています。

バックサイドの止まり方は?

次に、バックサイドで止まれるようになったかです。下の連続写真の動きが、出来るようになったかですね。

バックサイド停止連続写真

バックサイドで止まるのは、すぐに出来るようになりました。

1回目は失敗しましたが、2回目の挑戦で、ボードの向きを変えてブレーキをすることが出来たんです。

ときどき、ボードが回りすぎて反対向きで滑ってしまうこともあったんですが、その原因と対策を教えたあとは、「今のは後ろ足が悪かった」と、なぜ出来なかったかも理解していました。

なので、ここではちょっと難しいかなと思う場所以外では、ほとんど出来るようになりました。

私としては、自分の意思で止まれると言っても問題ないところまで上達したと感じています。

バックサイドで止まれるようになると、「止まれなかったらどうしよう?」という恐怖心がなくなります。子供も安心して滑れるようになるんです。

なので、早く出来るようになって良かったと感じました。

フロントサイドの止まり方は?

フロントサイドで止まるのも、あっさりと出来るようになりました。下の連続写真の動きが、すぐに出来るようになったんですね。

フロントサイド停止 連続写真

最初のうちは、ボードを傾け過ぎてしまい、上手くボードを回せませんでした。ですが、補助をしながらボードを回す感覚を一度掴んでもらうと、次からは補助ナシでも出来るようになったんです。

フロントサイドはバックサイドに比べて難しいので、子供の最初の壁になりやすいのですが、さすが小学校5年生ですね。あっさりと出来るようになりました。

ただ、確実に出来るようになったのかといえば、そうではありません。ここは斜面的に難しそうだなと思うところでは、失敗することもありました。

ですが、初心者には難しいフロントサイドも、ボードの向きを変える・ブレーキをするという感覚は掴めたようです。

なので、フロントサイドの横滑りや木の葉落としの練習をしたり、止まる練習をもう少しするだけで、確実に止まれるようになると感じました。

ターンをつなげることは?

残念ながら、ターンをつなげて滑るところまでは、時間切れで教えられませんでした。

なので、ターンは出来ていません。

大人でもそうですが、半日でターンをつなげて滑るのは難しいんですね。

ただ、この子の場合は上達が早く、バックサイド・フロントサイドとも止まれるようになりました。

なので、ターンをしやすい斜面があれば、半日でも出来たかもしれないと感じています。

教えてみた感想

小学校5年生に教えた感想として、5年生にもなると、上達に関しては大人と変わらないと感じました。

というのは、私はスノーボードインストラクターをしていた経験が5年ほどあるんですね。

そのとき、初めてのスノーボードクラスは、半日の最終目標が、バックサイドの木の葉落としが出来るようになることでした。

これは大人のレッスンの場合です。

今回は、初めてのスノーボードをする小学校5年生が、半日で木の葉落としが出来るようになったんですね。大人の半日レッスンの最終目標に到達したわけです。

なので、インストラクターをしていたときも思っていましたが、やはり小学校高学年になると、大人と上達は変わらない子供が多いと再確認しました。。

最後に。

この子はもともとスキーをしていて、この日もスキー道具も持ってきていました。ですが、私が教えられなくなった午後からも、1人でスノーボードをしていたんです。

ですので、半日やっただけで、スノーボードの楽しさに気付いてくれたのではないかと感じています。

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