初めてのスノーボードでは、滑ることを怖がってしまい、ほとんどスノーボードが出来なかった3歳7か月の息子。
「デビューさせるのが早すぎたのかな?」とか「今シーズンはもう無理かな?」とかいう気持ちもあったのですが、2週間後に滑りに行くと、驚くほどの成長があったんです。今回は、その様子をご紹介します。
スノーボードデビューで、子供が怖がって全然ダメだったというあなた。まだまだ諦めるのは早いですよ。
初めてのスノーボードは全然出来なかった
私の息子は、スノーボードデビューの日、私の支えなしで滑ることを怖がってしまい、ほとんどスノーボードは出来ませんでした。
私は、息子が怖がらないようにと、下の写真の格好で支えながらゆっくり歩いて、まずはスノーボードに慣れさせることから始めたんです。
この練習までは、楽しそうにやっていました。
ですが、少しでも支えの手を離すと、「怖い!」と言い出してしまい、自分で滑ろうとはしなかったのです。
滑らせようとしたのは、平らな場所で、距離は50センチくらいでした。
それでも、「怖い!」と言い出したんですね。
なので、「今シーズンはもう無理かな?」と思ってしまったわけです。
支えなしで滑ることを怖がらなかった
滑ることを怖がった息子ですが、自分がスノーボードを装着して雪上に立っている写真を見て、妙に満足そうな顔をしていたんですね。
その顔を見て、「またやりたい?」と聞いたところ、「やりたい!」とは言っていたので、もう1回やらせてみることにしたんです。
ですが、スキー場へ向かう車内でも、「パパと一緒に滑る!」と言っていたので、補助なしで滑る気持ちはないようでした。
なので、「こりゃ、また怖がって終わるなぁ」と思っていたのです。
ところが、実際にスノーボードを始めてみると、デビューの時とはまったく違いました。
直滑降のやり方を少し変えたのもありますが、前回は手を放すだけで怖がり、私の手にしがみついていた息子が、支えなしで滑ることを怖がらなかったのです。
それどころか、長い距離を滑りたいようで、この辺からスタートしようと準備を始めると、「もっと」と言って、さらに上からのスタートを求めるんです。
徐々に滑る距離を伸ばしていき、15メートルほど滑らせてみたのですが、まったく怖がりませんでした。
これだけでも、息子の成長を感じられたので、私は満足でした。
「放せー」と言うくらい自分で滑ろうとした
昼休憩のあとは、スノーボードをせずに遊んでいましたが、帰る前にスノーボードをすると息子が言い出したので、また直滑降で滑る練習をしました。
調子に乗った息子は、相変わらず「もっと」と言って、スタート位置を上げさせようとします。
その場所は、登るほど徐々に斜度がキツくなるので、登りすぎるとスピードが出過ぎるんです。ですから、私は下の写真のようにして、斜度がキツイところはスピードが出過ぎないように引っ張っていました。
ですが、息子は「放せー、放せー」と言うのです。
最初は、何を言っているのか分かりませんでしたが、どうやら補助は要らないから「放せー」と言っているんですね。
「スピードが出るから怖くなるよ」と言っても、「放せー」と言うので、試しに自分で滑らせてみたところ、それでも怖がりませんでした。
何度か転ぶこともあったのですが、泣くこともなく、楽しそうにスノーボードをしていました。
たった2週間でも変わる
このことを経験し、子供というのはたった2週間でも成長するんだなと感じました。
もちろん、デビューで恐がってしまったので、私としてもスキー場を変えたり、直滑降の補助の仕方を変えたりなどの対策はしました。
ですが、私の対策よりも息子の成長の方が、スノーボードを楽しめるようになった大きな要因だと考えています。
子供によって個人差はあると思います。
ただ、私の息子の例で考えると、デビューで怖がってしまいスノーボードが全然出来なかったからといって、すぐに諦めるのは早いです。
デビューが全然ダメでも、2回目は見違えたようにスノーボードを楽しむことも考えられますからね。
デビューがダメだったので、感動が大きかった
最後に、親の感想として。
怖がっていた前回からのギャップがあったので、成長を実感し、感動が大きかったです。
妻も「○○すごい!」と言って喜んでいました。
あまり期待はしていませんでしたが、2回目のスノーボードに挑戦したことで、とても楽しい思い出ができました。
息子としても、自信を持てたと思います。
このように、デビューがダメでも、2回目にはまったく違う結果になることもあります。
デビューで子供が全然スノーボードができなかった方も、子供が「もう1回やる!」と言っていたら、再挑戦させてみる価値はありますよ。
このときに息子のためにした対策についてはこちらの記事で書いています。