K2子供用3点セットGIRLS GROM PACKAGEの使用感

使用感 アイキャッチ スノーボード用品

私は、2014-15シーズンに、子供用にK2というメーカーのGIRLS GROM PACKAGEという3点セットを購入し、2シーズン使用しました。

今回は、2シーズン使用してみたこのモデルについて、感じたことを書いていきます。

ブーツについて

サイズ調整ができる

このモデルはインソール(底敷き)を抜くことで、2センチのサイズ調整が出来ます。この機能は、子供用ということを考えると、とても優れています。

子供は足が大きくなるので、サイズ調整が出来ないと、1シーズンしか使用できません。ですが、2センチ調整が出来ると、2シーズンは使用できます。

この機能が無くても、大きめのブーツを買えば問題ないと考えるかもしれませんが、大きめのブーツはオススメしません。サイズの合わないブーツでは操作性が悪く、子供の上達が遅れるからです。

インソールを抜いて調整する方が、子供のためには良いです。

実際に娘は、インソールを抜いてサイズ調整し、2シーズン使用できました。

貧乏サラリーマンとしては、本当にありがたい機能でした。

BOAシステムなので着脱が簡単

BOAシステムを使っているので、着脱が簡単です。

BOAシステムは、ダイアルを回すだけでブーツを締めることができるため履くのが簡単です。また、脱ぐときもダイアルを引っ張ると簡単に緩むので、簡単です。

子供は、大人に比べて休憩する回数が多いので、ブーツを脱いだり履いたりする機会が多くなります。なので、着脱が簡単なのは良かったです。

それと、自分の靴のヒモならキツく締めるのも難しくはありませんが、子供のブーツのヒモをキツく締めるのは意外と難しいんです。

BOAシステムは簡単に締めることが出来ました。

ホールド感が良い

このブーツの最も気に入った点が、ブーツに適度な硬さがあり、しっかりとホールドしてくれることです。

横滑りや木の葉落としでは、ブーツが柔らかすぎて足首部分がふにゃふにゃしていると、なかなか出来るようにならないんです。

このブーツは適度な硬さがあるので、横滑りや木の葉落としをするときに、しっかりと支えてくれました。

そのおかげで、横滑りや木の葉落としを覚えるのは、私の予想よりも早かったです。

ビンディングについて

ブーツとの相性が良い

同じメーカーのセットなので当然ですが、ブーツとの相性がよく、しっかりとブーツを固定してくれます。

子供用のビンディングは1箇所しか締める部分がないモデルが多いので、ブーツとの相性は重要です。

この点で、3点セットというのは安心でした。

必要な調整はちゃんと出来る

大人用のビンディングの角度調整が3度刻みなのに対して、このモデルは7度刻みですが、それほど不便は感じませんでした。

子供がまだまだ下手なので気にならなかっただけかもしれませんが、逆に、セットするときの迷いが少なくて良いとも感じました。

センタリングもハイバックの位置を変えることで、調整が出来ます。これは、ブーツのサイズに応じてどこにセットすれば良いかが、ビンディングの底に表記されているので、センタリングの調整で悩まなくて済みます。

このように、角度とセンタリングを調整出来るので、最低限の調整は十分出来ます。余程こだわらない限りは満足出来ます。

正直私は、十分な調整機能だと感じています。

センタリングの調整が大人用と違う

センタリングは、ハイバックを動かすことで調整が出来ますが、これが正直分かりにくかったです。

というのは、大人用のビンディングはボードに固定するためのビスの位置を変えることで、センタリングを調整します。ビンディングを動かすんですね。

それに対してこのモデルは、ハイバックの位置を変えることで調整するんです。

それが、ビンディングを外して底面を良く見ないと気付きにくい構造になっています。

もしかしたら説明書に書いてあったのかもしれませんが、私は、レンタルで働いていたこともありますし、スノーボード歴も長いので、分かっているふりをして説明書は読まなかったんですね。

なので、調整が出来ることに気付かずに「センタリングが調整できれば最高なんだけどなあ」と思いながら2シーズン過ごしてしまいました。

子供が4~5歳の時に使ったため影響は少なかったのですが、子供に悪いことをしたなぁと思っています。

なので、私のように大人用のビンディングで慣れている人は注意が必要です。

(センタリングの調整方法は、K2子供用3点セットGROM PACKAGEのセンタリング調整方法で書いています)

ボードについて

エッジが浮いているのは一長一短

子供用のボードに多いのですが、このモデルも逆エッジになりにくいように、エッジの部分が少しだけ浮くように設計されています。

この設計のおかげで、逆エッジで転びそうになったときも、何度か持ちこたえることが出来ました。

この意味では、エッジが浮いている構造はすごく良いです。

ですが、雪が固いコンディションだと、ボードを立ててもエッジが食い込みにくく、ブレーキがしにくいんです。

ブレーキをしているのに止まれずに滑り続けていくことがありました。

余談ですが、私もこのような構造のボードに長く乗っていました。その体験談として、インストラクターの技術を持っていても、雪が固いとエッジを食い込ませにくいです。そのため、雪が固い日は、違うボードを使っていました。

なので、雪が固い日は、スピードを抑えるようにするなどの注意が必要です。

このような理由で、エッジが浮いている設計は、一長一短と言えます。

操作性がよく安定している

使用するまでは、「子供用ならもう少し柔らかいほうが操作しやすいのでは?」と感じていましたが、使ってみると気になりませんでした。

というのは、木の葉落としや止まる練習などを見ていると、操作性が良く、曲がりやすいボードだと感じたからです。

その反面、娘の滑るスピードでは、ボードがバタつくことはなく安定していました。

そのため、硬さなどはバランスよく作られたボードだと感じています。

総合的な感想

雪が固い日には、ボードのエッジが浮いている構造に若干不満を感じましたが、総合的な使用感としては満足しています。

価格も、3点セットとしてはそれほど高くないと感じています。

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なので、買って良かったと感じています。

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