子供のスノーボードをレンタルするときの注意点

レンタル注意点 アイキャッチ スノーボード用品

レンタルでスノーボードを借りるから、道具には何の問題もないと考えていませんか?

それはちょっと危険です。

最近はレンタルも良くなり、しっかりしたスノーボードを貸してくれるところがほとんどです。けれども、すべてのレンタルが、しっかりしたスノーボードを貸してくれるとは限らないんですね。

というのは、私はインストラクターをしていた時に、レンタルの道具が悪くて苦労した経験があるからです。

私が働いていたスキー場のレンタルはしっかりしていたので、スキー場のレンタルで苦労したことはありません。ですが、お客様が、格安レンタルや民宿でスノーボードを借りていた場合、ビンディングの調整が合っていなくてレッスン中に直したり、道具が古すぎてお客様がなかなか上達しなかったりしたことがありました。

なので、しっかりとした道具を借りられたのかを、自分でもチェックしたほうが良いんですね。

そこで、今回は、子供のスノーボードをレンタルするときの注意点について書いていきます。実際にレンタルするときの参考にしてください。

古すぎる道具は借りない

最初の注意点は、古すぎる道具は借りないようするということです。

これは、レンタルに力を入れているスキー場で借りる場合には気にしなくても良いです。ですが、格安レンタルや民宿で借りる場合には注意するべきです。

古すぎる道具では、子供が上達にくいです。

私がインストラクターをしていた時に、初心者レッスンで一番苦労したのが、お客様の借りてきたスノーボードが古すぎることです。この場合、ブーツが柔らかすぎるのとビンディングの性能が低すぎるので、なかなか滑れるようにならないんですよ。

滑れるようにならないと子供が楽しめませんし、教えている親も「どうしてできないの?」とイライラしがちです。

これを避けるためにも、古すぎる道具は借りないことに注意してください。

民宿で無料で貸してくれる場合、民宿の善意なのでなかなか断りにくいのですが、見た目で古いと感じたら断ることをオススメします。

ビンディングがしっかりと締まるか確認する

次に注意して頂きたいのが、スノーボードを借りたら、レンタルからあまり離れないうちにビンディングがしっかりと締まるかを確認するということです。

これは、スキー場などのしっかりとしたレンタルで借りた場合でも確認してください。

ビンディングを締めるパーツ

ビンディングは上の写真の黄色の丸の部分を動かすことで締めることが出来ます。ですが、最後まで締めても、しっかりとブーツを固定できない場合があるんです。

というのは、レンタルではブーツに合わせてビンディングを調整しています。ですが、同じ足のサイズでも、足の甲が薄かったり幅が狭かったりと、人によって違いがあります。

そのため、調整されているはずのビンディングでも、ブーツの締まり方の違いで合わない事があるんですね。

なので、レンタルで貸し出された物だから大丈夫だろうと安心せず、レンタルから離れないうちに確認して下さい。

レンタルから離れた場所で練習しようとして、「付けてみたら緩かった」では移動の時間と体力が無駄になってしまいますからね。

もし緩くても、ビンディングを調整すればしっかりと締めれるようになります。レンタルスタッフに頼んで、直してもらって下さい。

センタリングも確認する

ビンディングが締まることを確認したら、同時にセンタリングが合っているかも確認しましょう。

センタリングとは、ブーツがつま先側やかかと側に偏らないように調整することです。

下の写真を見て下さい。

センタリングが合わない例

これは分かりやすいようにビンディングを外してブーツを置いていますが、ブーツがボードの真ん中ではなく、かかと側に偏っていますよね。

ブーツをビンディングにセットした時にこのように偏っていると、センタリングが合っていないことになります。

このように、ボードの真ん中にブーツがくるようにビンディングがセットされているのが正しいです。

正直な話、バックサイド(かかと側)で滑るときは、これがズレていてもたいして気になりません。

ただし、フロントサイド(つま先側)の横滑りやターンの練習をするレベルになると、センタリングがあっていないとやりにくくなります。

かかと側にブーツが寄っていると、つま先側のエッジに体重を乗せにくくなるので、つま先側に曲がりにくくなるからです。

また、フロントサイドでブレーキをするときや横滑りをするときに、うまくつま先に体重を乗せられないと逆エッジで転ぶことが多くなります。フロントサイドの逆エッジはスノーボードでの危険な転び方ですので、センタリングが合っていないということは危険だと言えます。

センタリングのことは知らない方が多いので、チェックしない方が多いと思います。ですが、この記事を読んで頂けたのなら、子供のためにも必ずチェックして下さい。

自分で見てもわからない場合は、スタッフに「これセンタリングはあっていますか?」と聞いてみると確認してくれるはずです。

これも、ビンディングの調整で合わせることができるので、ズレている場合には直してもらって下さい。

サイズがあるか確認する

最後の注意点として、子供が小さい場合には、お子さんのサイズがあるかを事前に確認してください。

というのは、6歳くらいまでの子供が使うであろう80センチ~90センチのボードや、16センチ~18センチのブーツはレンタルしていない所も結構あります。

スキー場に着いてからレンタルがなかったでは、困ってしまいますよね。

また、有るとしても数が少ない場合が多いです。お正月休みや2月の3連休など混雑する日に滑りに行く場合は、予約できるなら予約しておいたほうが安心ですよ。

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