今シーズン、3歳の息子をスノーボードデビューさせようと思い、先日、息子のためのスノーボードを買いました。
買ったのはBurtonのアフタースクールというボードとビンディングの2点セットです。
今回は、元スノーボードインストラクターの私が、何に魅力を感じて、自分の子供のスノーボードを、Burtonアフタースクールに決めたのかについて書いていきます。
ビンディングのセンタリング調整方法が魅力的だった
私がBurtonアフタースクールを選んだ最大の理由が、ビンディングに魅力を感じたことです。
そのなかでも、センタリングの調整方法が気に入りました。
センタリングとは、ブーツをつま先側やかかと側に偏らないように調整することで、一般的にはビンディングをボードから外さないと調整が出来ません。
ですが、アフタースクールのビンディングは、ボードから外さなくても調整することが出来るんです。
正直な話、この機能に惹かれて、他のブランドより値段が高めのアフタースクールを買うことに決めたと言っても良いくらいです。
参考までに、2年前にデビューした長女のボード、K2のGROM PACKAGEのセンタリングの調整方法をこちらの記事で書いています。このモデルもかなり気に入っていますが、これをゲレンデでやろうとすると手間に感じるでしょう。
K2子供用3点セットGROM PACKAGEのセンタリング調整方法
センタリングの調整を使う場面
この機能をいつ使うかというと、フロントサイド(つま先側のエッジで)の止まる練習や横滑りの練習をする時に、裏技として使う予定です。
どういうことかと言いますと、フロントサイドの練習をするときだけ、つま先側にブーツが寄るようにセンタリングを調整し直すのです。
センタリングを調整するとき、普通はブーツが真ん中に来るように調整します。ですが、フロントサイドの練習を始めるときは、ブーツをつま先側に寄せたほうがやりやすいです。
ブーツをつま先側に寄せると、つま先への荷重がしやすくなるので、フロントサイドで止まりやすくなるからです。
また、横滑りのときにもつま先へ荷重しやすいので、逆エッジで転ぶことが少なくなります。逆エッジはスノーボードでの危険な転び方ですので、これを防げるのはとても良いです。
普通のビンディングだと、先程も書いたように、ビンディングを固定しているビスを外さなくてはセンタリングを調整できません。なので、フロントサイドの練習をする時だけ、ブーツをつま先側に寄せるということが面倒です。
現実的に考えると、センタリングの調整は真ん中にしたままにするでしょう。
アフタースクールのビンディングであれば、ビスを外すことなく簡単につま先側に寄せることができます。
ですから、普段は真ん中に調整しておき、フロントサイドの練習の時だけ、つま先側に寄せるという裏技が可能になると考えました。
フロントサイドは、子供がなかなか出来るようになりません。フロントサイドが教えやすいのなら、少し高くても良いだろうと考えてアフタースクールを買うことにしました。
アフタースクールを使ってみたかったというのも正直大きい
他の理由としては、正直な話、Burtonのアフタースクールを実際に使ってみたかったというのもあります。
私はインストラクターを始めた10年以上前から、Burtonは子供用のスノーボードに力を入れているという印象を持っていました。
というのは、私が働いていたスキー場のレンタルでもBurtonを扱っておりましたし、教えた子供の中にもBurtonのボードを持っている子がいました。
その道具を見たとき、Burtonは子供用のスノーボードに力を入れているという感じを受けたんです。
具体的には、10年以上前から、現在と同じように、子供がビンディングを止めやすいようストラップが1つになっていました。
また、ブーツにも適度な硬さがあり、子供の足をしっかりとサポートしているように見えました。実際、このブーツを使っている子供は上達が早かったように記憶しています。
あれから10年以上経つので、さらに進化しているだろうという期待もあって買うことにしました。