BurtonアフタースクールとK2 GROM PACKAGEを比較して分かった違い

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私は、子供のスノーボードデビューに向けて、長女にはK2の GROM PACKAGE、長男にはBurtonのアフタースクールを買いました。

今回は、実際に使って感じた、この2つのモデルの違いについて書いていきます。

ただし、私が買ったのは、K2の GROM PACKAGEは2014-15モデルの90センチ、Burtonのアフタースクールは2017-18モデルの80センチで、長さや年式には違いがあります。

ですが、この記事を書いている2018年8月現在、メーカーの特徴として大きな変更はないと感じているので参考になるはずです。

ボードで感じた違い

では、さっそくボードで感じた違いから見ていきましょう。

Burtonアフタースクールの特徴

Burtonアフタースクールを使って感じたのが、「本当によく回るボードだ!」ということです。

このボードは、エッジ付近を少し浮かせて引っ掛かりにくくしているだけでなく、ノーズやテールも浮くように設計されています。

平らな床に置くと分かりやすいのですが、下の写真のように、ビンディングのあたりからノーズやテールが浮くようにカーブしているんです。

アフタースクールのノーズの浮き方の写真

下のK2 GROM PACKAGEの写真と比べると、その違いが分かりやすいのではないでしょうか?

K2のノーズの浮き方の写真

このような設計のため、K2に比べても圧倒的に回しやすいボードになっています。実際、息子の止まる練習を補助しているとき、「こんな簡単に曲がれるのか~」と驚いてしまったくらいです。

なので、子供に早くターンをさせたいと考えている方には、とても良いボードだと感じています。

ただ、回しやすい設計にした反作用として、エッジグリップが弱めです。

緩斜面を雪質の良い日に滑るときには気にならないのですが、急斜面やアイスバーンを滑る時には、ブレーキが弱いのでスピードの出しすぎに注意が必要になります。

K2 GROM PACKAGE ボードの特徴

K2 GROM PACKAGEに関しては、Burtonほど回りやすいという印象はありません。

先ほど見て頂いた写真のように、このボードは、ノーズやテールが極端に浮いている設計ではないことがその要因だと思われます。

ですが、子供にとって回しにくいボードかというと、そんなことはないんです。

前足のつま先やかかとに体重を乗せると、ちゃんと曲がっていきます。

実際に私は、体重移動でボードを操作するように教えていますが、このボードを使っている長女は、問題なく曲がれています。

このことから、簡単に回るBurtonに比べて、体重移動でのボード操作を身に付けるには良いボードだと感じています。

また、ノーズとテールが浮いていないため、Burtonに比べるとエッジグリップが強いです。

アイスバーンの日には、なかなかブレーキが出来ないこともありましたが、長女に両方に乗せて比べてみたところBurtonよりはブレーキが強いように見えました。

なので、横滑りや木の葉落としでの安定感は、Burtonにも勝っていると思っています。

まとめると、Burtonは子供にスノーボードの操作を楽しませるボード、K2は体重移動での操作を身に付けやすいボードという違いを感じています。

ビンディングで感じた違い

次にビンディングで感じた違いについて見ていきます。

Burtonアフタースクール ビンディングの特徴

ビンディングでは、Burtonの方が、圧倒的に子供が使いやすいようにできていると感じています。

そう感じるのは、ラチェットが大きく出来ていたり、ストラップに切れ目が入っていたりして、子供でも自分でビンディングを締めやすいように出来ているからです。

写真を使って説明しますと、ラチェットは下の写真のように大人用のラチェットと比べて大きくなっています。

ラチェット部分の写真

ストラップも、下の写真のように切れ目が入っているので、子供の弱い力でも曲げやすくなっています。

ストラップ部分の写真

このような設計のため、子供が自分でビンディングを締めやすくなっているのです。

また、このモデルの大きな特徴として、センタリングを調整するとき、ビンディングを外さなくても調整が出来てしまいます。

これは、詳しくはこちらの記事に書いていますが、K2 GROM PACKAGEではビンディングを外さなければ調整はできませんでした。

K2子供用3点セットGROM PACKAGEのセンタリング調整方法

ビンディングを外さずに調整ができると、例えば、今からフロントサイドの横滑りの練習をしたいから、ブーツをつま先側に寄せて、やりやすいようにしてあげようということが可能です。

ビンディングを外さなくては調整できない場合、現実的に、面倒になって調整はしません。

この点は、大きなメリットだと感じています。

K2 GROM PACKAGEの特徴

それに対して、K2のビンディングは、Burtonのように子供とって驚くほど使いやすいという印象はありません。

Burtonと同じく、子供が締めやすいようにストラップが1つになってはいますが、それを除けは、大人用のビンディングをそのまま小さくしたという印象です。

なので、子供が自分で締めるには、バートンの方が良いなあと思っています。

ただ、私の場合、ビンディングをしっかり締めないと上達につながらないと考えているので、子供が自分でビンディングを締めても、しっかりと締まっているかを必ず確認します。

子供に締めさせて、そのまま滑り出させることはないんですね。

このため、ビンディングを子供が締めやすくなっていなくても不便とは感じませんでした。

滑るための基本的な性能(ブーツをボードに固定して体重移動を伝える)に関しては、まったく問題ないと思っています。

というのは、私の子供が、ビンディングの性能の違いを感じるほど上達していないのもありますが、Burtonと比較して滑走性では違いを感じなかったからです。

ですから、細かい部分ではBurtonには勝てないが、K2も良いビンディングだと思っています。

まとめると、子供が自分でビンディングを締めるようならバートンの方が良いが、そうでなければ大きな違いはない!です。

ただし、フロントサイドの練習のときに、センタリングを調整するようなマニアックな方ですと、Burtonの方が断然便利だとも感じています。

ブーツで感じた違い

最後に、ブーツで感じた違いについて見ていきます。

Burtonアフタースクール ブーツの特徴

Burtonアフタースクールはボードとビンディングの2点セットで、ブーツはセットになっていません。

ブーツは別に買う必要があり、BOAシステムのGROM BOAとベルクロ(マジックテープ)タイプのMINI GROMの2種類があります。

(サイズはBOAシステムのGROM BOAが17.5~21センチ、ベルクロのMINI GROMが13.5~19.5センチ)

私は、息子のブーツサイズが15.5センチだったのでベルクロを購入しています。なので、ベルクロタイプで感じたことを述べていきます。

このブーツは、なんといっても軽いです。

買ったばかりの頃は、息子が妙に気に入り、なぜか家の中で遊ぶときも履いていました。(軽いブーツのため、歩きにくい感じがなかったので履いていたんだと思います)

このように、3歳児でも履いて走り回れるくらい軽いので、ブーツを履くときに子供が嫌がらないのが良いと感じました。

また、サイズ調整が1センチできるので、子供の成長にもよりますが2シーズンは使えそうです。

K2 GROM PACKAGE ブーツの特徴

Burtonアフタースクールはブーツが付属されていませんが、K2はブーツを含めた3点セットになっています。

それで、私はこのブーツをとても気に入っています。

詳しくはこちらの記事に書いていますが、その理由は、適度な硬さがあり横滑りや木の葉落としをやりやすいことと、サイズ調整が2センチできることです。

K2子供用3点セットGIRLS GROM PACKAGEの使用感

このブーツだと、適度な硬さで足首をホールドしてくれるので、横滑りや木の葉落としの上達が早いと感じています。

また、サイズ調整が2センチできるので、ぴったりなサイズを買っても3シーズン使用することができました。この点は、貧乏サラリーマンの私にはとてもありがたかったです。

まとめると、ブーツに関しては、Burtonはベルクロタイプ、K2はBOAを使っているので、単純に比較は出来ませんでした。

ですが、使った感想として、Burtonのベルクロタイプは本当に軽く、雪遊びのときにも違和感がなく使えるので、3~4歳の小さな子供向きだと感じています。

K2は、硬さがあるので横滑りなどはやりやすいのですが、そのぶん歩きにくいため、雪遊びメインの子供には合わないブーツだと思います。そのため、スノーボードの練習をメインに出来るような年齢の子供向きだと感じています。

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