年齢別!初めてのスノーボードで子供はどれくらい滑れるようになるか

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今回は、私がスノーボードインストラクターとして、たくさんの子供に教えてきた経験から、「初めてのスノーボードで子供がどれくらい滑れるようになるか」を年齢別にご紹介します。

具体的には、4歳~6歳の未就学児・小学校1年生~3年生・小学校4年生~6年生に分けて、それぞれ初めてのスノーボードで、どれくらい滑れるようになるかについて書いていきます。

未就学児はどれくらい滑れるようになるか

4歳~6歳の小学校入学前の子供でも、スノーボードは十分に楽しめます。ですが、初めてのスノーボードで上達するかというと、そうでもありません。

曲がったりせずまっすぐ滑れるようになるのと、バックサイド(かかと側)でなんとなく止まれるようになったかな?程度で終わってしまう子供がほとんどです。

というのは、子供が小さい場合、スノーボードだけに集中して練習するのは難しいので、雪遊びや休憩を挟みながら練習することになります。そのため、スノーボードをする時間が短くなってしまいます。

初めてのスノーボードだと、たくさんの雪を見るのが初めての子供も多いです。雪があるだけで楽しいので、スノーボードどころではなくなってしまうこともあるんですね。

また、この年齢の子供は、つまらないと感じると「やりたくない」と言い出すことが多いので、上達を意識して教えるよりも、子供がスノーボードを楽しむことを中心に教えていくことになります。

ですので、止まる練習や横滑りの練習よりも、ただボードに乗ってまっすぐ滑る直滑降の練習が多くなります。これだとソリで遊ぶのと同じ感覚のため、子供は楽しそうに滑ってくれるからです。

このような理由で、この年齢の初めてのスノーボードは、バックサイドで止まれるようになったかな?くらいで終わってしまうことが多くなるのです。

少し話は逸れますが、この年齢では、初めてのスノーボードは「スノーボードを楽しい!また行きたい」と言ってもらえることが一番大事だと考えます。

実際に私は、自分の子供のスノーボードデビューで直滑降しか教えませんでした。結果、止まれるようになりませんでしたが「また行きたい!」と言ってくれました。

なので、未就学児の場合、この程度の上達でも十分だと考えています。

小学校1年生~3年生ではどれくらい滑れるようになるか

小学生になると、学校で授業を受けているためか、スノーボードを教えていてもレッスンぽい雰囲気になってきます。

なので、未就学児と比べると、初めてのスノーボードでも「滑れるようになった」と感じるところまで上達することが多いです。

具体的には、1日レッスンの受講で、バックサイドで止まれる・転ぶことは多いが横滑りが出来るというところまで上達する子供が多いです。

バックサイドの横滑りが出来るようになると、リフトに乗っても、滑って降りることが出来ます。そのため、この年齢では、初めてのスノーボードでリフトに乗れる子供もいます。

ただし、この年齢の子供は、フロントサイドの横滑り(つま先側のエッジを使い滑る方向に背中を見せた横滑り)は難しいので嫌がることがあります。フロントサイドの練習をしてくれないので、ターンを繋いで滑るというレベルまでは、なかなか到達できません。

この年齢で、初日にターンの練習に入れるのは、かなり運動が得意な子供だけです。

ですが、バックサイドの横滑りで、リフトを使って滑れるようになるので、上達した感じを受けます。

小学校4年生~6年生ではどのくらい滑れるようになるか

小学校4年生~6年生になると、その上達は、大人とほとんど変わりません。

平均的には、バックサイド・フロントサイドで止まれるようになる、横滑りや木の葉落としが出来るようになる、ターンをつなげることは難しいが1ターンなら出来るようになる、というくらい滑れるようになります。

運動が得意な子供の場合には、ターンをつなげて滑れるようになる場合もあります。

ですから、初めてのスノーボードでも、子供自身が滑れるようになったと感じられることが多いです。

子供の場合には個人差が大きい

以上、初めてのスノーボードで子供がどれくらい滑れるようになるかについて書いてきました。

ただ、子供はその成長に個人差も大きく、運動が得意な子供と苦手な子供でも上達にかなりの違いがあります。また、インストラクターが教えるのと、親が教えるのでも変わってきます。

ですから、この記事で書いてあるところまで滑れるようにならなくても、子供を責めないで下さいね。

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